要領の良い受験戦略 5.東京都内公立中学校からの
大学付属高校受験戦略

東京都内に住んでいて、中学受験することなく公立中学校から大学付属高校を高校受験するルートを考えてみました。

大学付属には中学受験よりも高校受験の方が入りやすいといわれています。

なお、自宅から通えるかどうか高校だけでなく、大学各学部の所在地も確認する必要があります。

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小学校4年生から英語と
数学を先取り学習

中学受験よりも高校受験を選択した方が良い理由

小学4年生から6年生は英語と数学の個別指導塾に通い、英検4級、3級、数検4級、3級レベルを目指します。中学生になったら3年間かけて英語・数学・国語の一般受験対策を集団指導塾もしくは個別指導塾でおこないます。

集団指導塾は難関私立大学付属高校なら早稲田アカデミーが1強です。

< 主要塾のMARCH附属高校の合格実績
(2024年度) >

< 主要塾の公立高校の合格実績
(東京・2024年度) >

中学受験と異なり、中学1年生から高校受験塾に通うことは多くないため、塾への課金力で差をつけることができます。

英・数・国3教科の
高校一般受験に特化する

私立大学付属高校の入試科目は5科目の最難関高校を除き、英語、数学、国語の3科目です。

都立高校の受験対策とは異なり、出願条件を満たすほどの内申点は必要としても、内申点対策、英語・数学・国語・理科・社会の共通問題対策をする必要がありません。

都立高校と私立大学付属高校の両方を目指して、内申対策、都立高校の共通問題5科目対策、私立高校の独自問題3科目対策と全てを対策するのは大変です。

途中から補習塾に切り替えるという
方針転換

英語と数学を勉強してみて、日東駒専レベル以上の大学付属高校一般受験での合格が難しいようなら、高校一般受験は諦めて内申点対策の補習塾に変更して、内申点を上げることに切り替えるということもあり得ます。

内申点を取れるタイプなのかどうかも影響します。

東京都内の公立中学校では内申点の平均は3.3前後ですから、英数国理社の主要5科目17くらいが平均ということです。

勉強が苦手なら、英数国理社の主要5科目の内申点を取るのも大変でしょうが、補習塾に通うことにより内申点を上げることができます。

内申点は地域差、公立中学校間での差が少なからずあります。内申点の付け方が甘い公立中学校と厳しい公立中学校があるのです。

住む場所を選択することができるなら、近くに補習塾があり内申点の平均が高い公立中学校の学区を選んだ方が有利かもしれません。

私立単願倍率1.0倍で入れる上限は
国学院・成蹊レベル

将来的に変動はあるでしょうが、今のところ私立単願倍率1.0倍で入れる大学付属高校は、日大一高なら主要5科目で20以上、日大二高なら主要5科目で20以上かつ9科目35以上、国学院なら主要5科目で22以上、成蹊なら9科目男子37以上女子38以上が目安になります。

< 内申基準一覧 >

難易度の高い大学付属高校では単願でも倍率2倍台などのこともあり落ちることもあります。推薦入試を受けて不合格でも、一般入試を受ける際に点数が加点される高校もあります。

内申点対策をしている補習塾

中学受験よりも高校受験を選択した方が良い理由

内申対策は定期テスト対策だけでなく、提出物の管理もしてくれる補習塾もあります。

< 高校受験対策 本番に向けて徹底指導! >

塾に通っている生徒は定期テストを毎回塾に提出しています。塾は地元の中学校の過去問を分析することができます。

学校の先生も毎回定期テストを作るのは大変ですから毎年同じような問題が出やすくなります。過去問があることにより効率よく定期テスト対策ができるのです。

< 中3で内申点がアップした先輩がやっていた
「王道」と「裏技」 >

MARCH付属高校の中には
難易度が高い高校もある

日比谷、西などの進路指導重点校や戸山、青山などの進路指導特別推進校などの難関都立高校を受験する層とMARCH付属高校の志望層がMARCH付属高校を受けるため、難易度は高いようです。

< MARCH附属高校の難易度を
都立高校から見てみる >

特に、青山学院や明大明治などは早慶レベルに近い難易度になります。

< 2024年受験 合格偏差値 >

男子早大学院・慶應義塾は大学よりも高校が入りやすいようです。

< 早慶附属高校を合格しやすい順に
並べてみた >

日東駒専付属高校がすべり止めになる

一般受験してMARCH付属高校に不合格でも、成成明学付属高校や日東駒専付属高校を一般受験すればすべり止めになりますし、併願優遇制度もあります。

大学受験をすることなく大学付属高校に入ることができ、より偏差値の高い大学を目指すなら大学付属高校から他大学を受験することもできます。

大学付属高校からも指定校推薦で
他大学に進学するルート

中学受験よりも高校受験を選択した方が良い理由

大学付属高校の中でも、大学に内部進学をする権利を持ったまま、評定平均を高くキープすることができれば、指定校推薦で他大学に進学することができる大学付属高校もあります。

大学付属高校の一番優秀な層は他大学を一般受験するので有利という考え方もあります。

中には、高校2年生や3年生のときに、他大学受験のクラス、内部進学のクラスなどに分かれる高校もあり、他大学受験のクラスは勉強でき指定校推薦は禁止している場合もあるため、内部進学のクラスに入った方が有利というケースもあります。

・早慶レベル
< 大学進学状況 >
・MARCHレベル
< MARCH付属高校の偏差値と
特徴の一覧を紹介!メリット・デメリットも
合わせて解説します! >

・成成明学レベル
< 進学実績 >
< 大学合格状況・指定校推薦 >
・日東駒専レベル
< 進路状況 >
< コース紹介 >
・大東亜帝国レベル
< 進学クラス >
< 帝京高等学校入試要項 >

なお、大学付属中学校でも大学付属高校でも大学生になるまでに、中学校、高校では進学するためにある程度の勉強はしなくてはいけませんし、内部進学する同級生に流されることなく自己管理能力は必要ですが、指定校推薦で外部大学を目指すのはタイパはいいでしょう。

中学校から私立単願と高校から
指定校推薦どちらが良いか?

中学受験よりも高校受験を選択した方が良い理由

一般受験を回避する場合、中学校から内申対策で私立単願と、高校から指定校推薦どちらが良いか比較してみましょう。

私立単願は都道府県にもよりますが、東京都なら中学3年4月から中学3年11月までの7ヶ月間ほどです。

高校に提出される内申点に反映される成績は中学3年2学期のみで、中学3年1学期の評価も影響しますが、特に中学3年9月から11月までが大事になります。

< 【東京都】都立高校の入試に内申点は
どのように影響する?
仕組みや計算方法、上げ方を解説 >

私立単願で9科目必要なら、副教科4科目(美術・音楽・技術家庭・保健体育)が得意かどうかも影響します。

内申点を全体的に上げることについてはこちらの本が勉強になりました。

< 高校受験は「内申点アップ」が9割 >

副教科の内申点を上げることについてはこちらの本が勉強になりました。

< 最強の内申対策 中学実技 >

内申点の基準は9科目ではなく、高校によっては主要5科目(英数国理社)のみでいいこともあります。最もタイパが良いのは主要5科目の内申点対策をすればいい大学付属高校でしょう。

中学1年生・2年生ときに、中学3年生4月から11月までの試験範囲を勉強しておくと効率的です。英語、数学、国語はある程度積み上げが必要ですが、理科、社会は範囲を絞ることができます。

中学校学習指導要領で確認することができます。通う公立中学校のカリキュラムを把握しておくべきでしょう。

< 学習指導要領「生きる力」 >

中学3年生は1学期から3学期までに英語・数学・理科・社会は140時間、国語・保健体育は105時間、音楽・美術・技術家庭は35時間、音楽・美術・技術家庭はタイパがということになります。課題提出などは親も手伝うことができなくはないです。

指定校推薦に反映される成績は高校1年4月から高校3年7月までの2年3ヶ月間=27ヶ月間です。評定平均は高校1年1~3学期、高校2年1~3学期、高校3年1学期の評定で計算となるので、特に高校3年4月から7月までが大事になります。

評定平均の基準は理系や文系などの様々な分野の科目を履修する必要があります。

< 評定平均とは?計算方法や対策など
推薦入試志望者向けのポイントを解説! >

7ヶ月間と27ヶ月間で比較すると私立単願の方が4分の1ほどで圧倒的に短く、タイパはいいです。

指定校推薦は高校のレベルと指定校推薦がある大学が関係します。

東京の大学付属高校を受験する
大まかな方針

勉強が得意ならМARCHレベル以上の大学付属高校を一般受験、勉強が普通なら日東駒専レベル以上の大学付属高校を一般受験もしくは補習塾で内申点対策をして日東駒専レベル以上の大学付属校を単願で、勉強が苦手なら補習塾で内申点対策をして大東亜帝国レベル以上の大学付属校を単願で入ることが大まかな方針になります。

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