婚活女子の相談にのると、精神の病というほどではありませんが、婚活に疲れてしまい、こじらせてしまっている人も少なくありません。
典型的な悩みと解決策を、病名や治療法に見立てて、処方せんとして書きました。
出会いから子育てまでには5つの段階に分けることができます。
< 出会い→デート→交際→結婚→子育て >
実際の悩みにもいくつかのパターンがあります。
仕事が忙しくて家と職場の往復で、なかなか出会いがありません。結婚して子供が欲しいのですが、どうやって婚活をしたらいいのかわかりません。なにから始めていけばいいでしょうか?
最初のステップの「出会い」の部分に問題があります。当たり前ですが、どんな美人でも男性との出会いが全くなければ、結婚することはできません。
残念ながら、通勤途中に白馬の王子が現れて、結婚するということはありません。
大事なことは行動を起こすことですが、一念発起して最初から全力で頑張り過ぎると、嫌な想いをしてしまったら、立ち直れなくなってしまうこともあります。
始めは、自分にとってハードルの低い出会いから始めてみるのはいかがでしょうか?
「友達からの紹介」「婚活パーティー」「婚活アプリ」「結婚相談所」など、気軽にいくつか試してみて、自分に合った婚活を続けていく方法があります。
逆に、「合コン」は、他の女性との関係性もあるので、ハードルが高いかもしれません。
残された時間が長くないこともあり、仕組みをお金で買うという方法もあります。「結婚相談所」であれば、ある程度の費用を払うことになりますが、婚活アドバイザーの方がいますので、相談しながら紹介してもらえます。
婚活アドバイザーは、今まで多くの男女を結びつけてきた経験があるので、あなたに合いそうな男性、結婚向きではないやめておいた方がいい男性なども教えてくれます。
なかなかうまくいかず挫けそうなときも、支えてくれるでしょう。
良い出会いがあることを祈念しております。
イベントなど出会いの場にはよく行くのですが、なかなかピンとくるような、デートしたいと思える男性がいません。なぜ、いい男が周りにいないのでしょうか?私はどうしたらいいでしょうか?
出会いはあるのだけれど、男性とライン交換してデートに誘われても断ってしまって行かない人は少なくありません。
「出会い」のステップの次にある「デート」のステップにならないという状況です。
主催者として婚活イベントを開いてきた私としては、そういう人を何回もイベントに誘うのが嫌になります。
私は、「ピンとくるような」という言葉にピンときます。
「ピンとくる」感覚というのは、男性に対して「快感」を感じる脳内物質が出そうになる状態です。逆にあなたはそのような感覚が生じない男性を避けています。
だいたいそういう女性は、勇気を出してアプローチしてくる男性に対して、「あなたなんてお呼びでないわ」という態度を示して、気づかないうちに男性を傷つけています。
デートしたいと思える男性がなかなかいないというのは、毎回、結婚偏差値の低い男性が集まっている出会いの場にいるか、自分の結婚偏差値よりも高い男性しか興味を示さず高望みしているかです。
だいたい後者のことが多く、「いい男がいない」のではなく、「高望みしている自分がいる」という現実があります。
あなたは33才結婚市場の偏差値53ですが、自分では偏差値が60くらいあると勘違いしていませんか?
イベントの主催者は、少なくともあなたのことを偏差値53くらいだと判断して、同じレベルの男性との出会いの場所をセッティングしているのです。
33才結婚偏差値53ということは、33才の女性の中で、10人中4位ほどで普通くらいです。
20代前半のときに付き合っていた、当時アラサーで結婚偏差値60前後の素敵な男性と比べると見劣りするかもしれません。
これから老化により自分の偏差値が急速に下がってくる前に、同い年くらいの結婚偏差値で性格の合う男性と結婚しましょう。
高望みし続けて、誰とも結婚しないのもあなたの選択ですし、結婚偏差値を落として、妥協して結婚するのもあなたの選択です。
ちょっと、強めの処方せんになってしまいましたが、そのような考え方もあることを知るだけで、婚活への考え方が変わり、うまくいくこともあります。
男性とデートには行くのですが、デート場所、お店のセンスや男性自身の態度などが受け入れられず、私には合わないと交際する前に断ってしまいます。どうしたら、いい人と出会えるのでしょうか?
「デート」→「交際」のステップで進まなくなってしまっている状態です。
毎回デートごとに、男性を値踏みして、減点方式で厳しいチェックをしています。特に、前に交際していたことのある過去の彼氏が基準となり、自分の交際相手はこうあるべきという枠組みがあるタイプに多いです。
「デートに選んだ店が微妙だったから、マイナスポイント」「食事のマナーがなってなくてがっかりした」など、デートで男性の減点方式て値踏みをしていて、デートに誘われてもなかなか交際に進みません。
無意識のうちに、女性は男性を減点方式で採点しているともいわれていますが、厳しい採点ばかりしていたら、誰とも交際まで進むことができなくなります。
「付き合って、無駄な時間なんて過ごすことはできない」という気持ちはわかりますが、交際を続けていくうちに、アバタもエクボではありませんが、短所もよく見えてくることもあります。
彼氏はあまり途切れたことはないのですが、ドキドキした気持ちでいないと付き合っている気がせず、すぐ結婚相手候補を振ってしまうのですが、どうしたらいいですか?
「恋中毒」という病気にかかっています。
この恋中毒という病気は、「交際」→「結婚」のステップに問題が生じます。
恋していると、アドレナリンやドーパミンなどドキドキワクワクのような「快感」を感じる脳内物質が出るのですが、その「快感」物質の中毒になってしまっています。
交際を始めても、その脳内物質が出にくくなるにつれ急速に男性に興味がなくなり振ってしまい、また別の男性と交際を繰り返します。
結婚しても、恋を忘れられなくなり、浮気を繰り返し離婚してしまうなど、結婚向きではない性格かもしれません。
中には、結婚のハードルが低く、結婚→離婚→再婚→離婚を繰り返すような女性もいます。
結婚生活というのは、恋のようなドキドキはないですが、オキシトシンやバソプレッシンなどのおだやかな気持ちになる「愛情」を感じる脳内物質が出ます。
恋愛依存性などの病気というわけではありませんが、もしかしたら、元々そのような「愛情」を感じる脳内物質が出にくい遺伝的体質なのかもしれません。
年齢を重ねていくと、中毒性が弱まり、恋よりも愛の方が心地よくなってくることもあります。
アラフォーなので、子供が産めるタイムリミットまで僅かな時間しかないので、早く結婚したいです。
こんなこというのもなんですが、男性であれば誰でもいいので、私と結婚してくれる男性と結婚したいのですが、どう思いますか?
婚活のゴールは「結婚」という点ではなく、「幸せな結婚生活」をおくることです。
逆に、結婚するのであれば、お見合いをすれば、人を選ばれなければ結婚してくれる男性はいるでしょうし、お互い合意して婚姻届に印鑑を押せば、明日にでも結婚はできます。
しかし、結婚したとして性格の相性が合わなかったら、幸せな結婚生活をおくれる可能性は低いでしょう。
あえて止めた方がいいとはいいませんが、あなたは、大きな人生の賭けに出ることになりますが、その点を理解した上で行動してください。
子供ができて性格が合わず離婚して、シングルマザーになることもある程度は覚悟が必要になります。
まぁ、世の中の婚活女子は、性格が合うか慎重に吟味せず賭けに出ていることも少なくないので、あなたの行動が他の婚活女子と比べて、非常に危険だとは思いません。
結婚相談所で紹介してもらった男性と結婚したのですが、結婚生活がうまくいかず、早くも結婚生活2年目にして、結婚して後悔しています。
旦那は決して性格が悪いわけではないのですが、性格が合わないです。
私の中では、離婚も視野にいれているのですが、どうしたらいいでしょうか?
ちなみに、子供を持つことには前向きだったのですが、まだできていません。
「結婚」→「子育て」の間で、先に進むか悩まれている状態かと思われます。
結婚がゴールと考えていると起こりがちです。結婚を焦ってしまうと、目の前の結婚候補の男性が合うのか合わないのかわからなくなってしまって、冷静な判断ができなくなってしまうこともあります。
色々な定義があるでしょうが、一般的には、ゴールは結婚し子供ができて幸せな家庭を築くこと、最終的にはどちらかが死ぬまで添い遂げることかもしれません。
離婚の相談を受けることもあるのですが、どうしても結婚生活を続けていくのが嫌なら、子供がいないのであれば、離婚することも選択肢の一つです。離婚原因の1番の理由は、「性格の不一致」ですから、皆も悩んでいます。
子供ができてしまうと、離婚するハードルが上がります。
6. 私が婚活の