幸せになれる結婚相手の選び方 6.運命の人と
結婚する正しい婚活

戦略的に効率よく、運命の人と結婚する正しい婚活方法を説明します。マーケィングやセールスなどで使われる内容を、婚活に最適化した実践的な方法になります。「戦略的な婚活マーケティング」ともいえます。

まずは、異性の相手との関係性において、段階が5つ設定されています。上から「知られること」「候補探し」「デート」「交際」「結婚」です。結婚する相手候補の数は「異性から知られること」の段階が最も多く、下へ行くほど順に候補が絞られていき、絶対数は少なくなっていきます。「結婚」は、要するに結婚に至る相手のことですから、ここに該当する数は1人ということです。

第1段階「知られること」

運命の人と結婚する正しい婚活

「知られること」は単純に、世の中の独身の異性にどれだけ知られているかを示します。例えばお見合いサイトに登録したら、そこに登録している異性に知られたら、こちらはその気がないにせよ、知られたことになります。
お見合いサイトだけでなく、職場、以前の職場、中学や高校などの同窓、趣味の習い事、友達の紹介、合コン、婚活パーティー、インスタグラム、ツイッター、フェイスブックなどで知り合った異性のつながりがあれば知られていることになります。

知られただけで結婚できるわけないと思うかもしれませんが、例えば、インスタグラムでフォロワーが多い普通の外見の20代の女性有名人が、結婚したいからデートしてくださいと投稿すれば、多くの人からデートのオファーがあり、その中から結婚相手を選ぶことは、人を選ばないのであれば、容易でしょう。

また、若くて美人の女性であれば、特に婚活していなくても、会社の上司や同僚、習い事教室、高校などの同窓会で再会した男性などからデートのオファーがあります。人気のある人は、頼んでもいないのに容易に結婚できてしまうわけです。

第2段階「候補探し」

「知られている」人の中から、もしくは婚活している異性の中から「候補探し」をする段階です。イメージしやすいので婚活サイトを例にすると、登録されているたくさんの異性の中から、「年齢」「学歴」「年収」「趣味」もしくは「写真」など、各プロフィールを基準にフィルターにかけ、候補の数を絞っていくのも選「候補探し」のひとつになるでしょう。合コンや飲み会などで、出会いのきっかけになる男女の集まりに参加して、気になる異性にアプローチすることも、「候補探し」のひとつになります。候補相手の「値踏み」「品定め」。これらは決していやらしいことではなく、理想の結婚を果たすためには真っ当で重要な行程です。

婚活サイトであれば、「知られている」人全てをひとつひとつ吟味するのは骨が折れますから、いくつかのフィルターを用意し、くぐり抜けた人だけにメッセージをやり取りする方が合理的です。

ここで気をつけておきたいことは、第1段階の「知られている」の段階の一番上から下へと流れていくものですが、この第2段階以降で「詰まりやすい」傾向にあるということです。つまり、「候補探し」の段階で一気にふるいにかけ、次の段階へ進める候補が0になってしまう現象も考えられ、そのような場合、「結婚」の段階にいくのははるか先になってしまいます。

大事なのは、「候補探し」と並行して常に「知られている」の段階を広げることもしておくべきということです。知られていれば、候補者として手を挙げてくれるかもしれませんし、合コンや婚活パーティーなど誘ってくれるかもしれません。

第3段階「デート」

前段階の「候補探し」は、これまで述べてきたところの「感性」を中心に絞る作業となります。

次段階である比較は、その真逆にある、「理性」を中心に判断するスタートラインです。これはいわば、物件探しにおける内見のようなもの。気になる対象のカタログスペックだけを眺めるのではなく、実際に蓋を開けて、じっくり触れてみる段階になります。「候補者探し」をくぐり抜けた候補はおそらく両手で数えられる人数以内のはず。各候補と実際に「デート」して、次段階の「交際」へと進めていくべきかどうかをジャッジします。

ここでは横に比べる発想、各候補を比較します。具体的には、一緒の時間を作ることになります。食事、買い物、レジャーへ出かける、ただカフェで話をするでも構いません。あまりこちらとしては乗り気でなければ、カフェとかでさくっと会うのが金銭的にも時間的にもよいかもしれません。

2人きりでなくとも、共通の友達と一緒に行動するでもよいです。ただしコミュニケーションをとって吟味する時間は設けましょう。いわゆる友達以上恋人未満の層がここに該当します。何人かを「キープしておく」というと聞こえが悪いかもしれませんが、デートを繰り返すことにより、次の交際に進めることができます。

第4段階「交際」

交際する、つまり恋人として付き合う相手は1人が基本ですが、二股三股をかける人も中にはいるでしょう。私の知人の凄い女性は、ハイスペックなイケメン3人くらいと同時進行で付き合い、一番性格が合う人と結婚したツワモノもいます。これは理想の結婚をするための戦略であり、それぞれの倫理観に委ねる部分なので、正しい間違っているの判断はここではしません。

個々の信念に沿って交際へと踏み切ったら、デートだけでは分からなかった深い部分にまで相手へと迫っていきます。「性格3ヵ月」はここに該当します。相手の価値観が自分と合うかどうか判断します。性格に始まり、生活サイクル、趣味や嗜好、金銭感覚まで。細かく吟味しましょう。一緒にいて苦じゃない人、本当の自分でいられる人であれば、それはきっとあなたにとって理想の相手。次の「結婚」へと段階を進めましょう。

もちろん、3ヵ月も経たないうちに「この人は合わない」「この人は結婚する気がない」と強く感じたら、速やかに別れる方法を考えるべきでしょう。ずるずると付き合っている必要はありません。一緒にいて苦となる人をキープしている必要はないのです。妥協と我慢で結婚しても、幸せな未来は待っていないのですから。スイッチを切り替え、また候補探しやデートの段階へと戻ることが肝心です。

第5段階「結婚」

めでたく結婚です。
結婚がゴールではなく、幸せな結婚のスタートラインになります。以上の「知られること」→「候補探し」→「デート」→「交際」→「結婚」の流れです。
イメージが固まった上で、以降より実践的な話を展開していきます。

誰にも知られていないと圧倒的に不利

誰にも知られていないと、圧倒的に不利です。当たり前ですが、なにも行動しなければ結婚できる可能性は低いでしょう。男性ばかり女性ばかりの職場で内向的な人は、なかなか異性の相手と出会う機会がないので、逆に候補者としては有望かもしれません。

候補探しで止まる人も多い

婚活現場の最前線で戦っていながら、なかなか理想の相手と巡り会えていないのが、第2段階の「候補探し」で止まっている人たちです。言い換えるなら、第3段階の「デート」へ行かない人たち。
間違った婚活をしている人ほど、無意識のうちにこの第2段階の候補者探しにとどまることで満足し、第3段階のデートしないのです。デートするうちに最初ピンとこなかった候補者の良いところに気づくかもしれません。

婚活していることで安心してしまう人。感性に頼ってしまっている人。選り好みが過ぎる人。運命や理想は向こうからやって来ると信じて止まない人。そういう人たちがここにとどまり続けます。「結婚はまだ先でいい」と考えている人ならこの第2段階にとどまっておくのひとつの手段になるでしょうが、本気で結婚したい人は速やかに第3段階へ移行するべきなのです。最初はそうでもなかったけど、デートしたら素敵な人だとわかって結婚した人は沢山います。

交際しているときは自分を偽らわない

交際しているときは自分を偽らない

婚活のメインは第4段階の「交際」です。交際まで到達し、交際期間に時間をかけられるかが、幸せな結婚生活をおくるための必須手段。交際至るまでの3つの段階でたくさんの時間を要し過ぎているようでは非効率です。人生は有限、まして結婚適齢期は長く見積もっても20年ほど。この期間のうちの結婚候補の異性とどれだけを交際に割けられるかが重要となってきます。

また、交際期間では自分を偽らないことを意識しましょう。ここで無理して自分を繕うと、結婚後に悲惨な生活が待っています。繰り返しの注意喚起になりますが、素直なままでいられ、苦を感じずに一緒にいられる人を見つけることが交際期間であることを、何度も頭の中に浸透させていきましょう。

運命の人に出会う確率

私は「その人に最適な運命の人は必ずいる」と思っています。Aさんにとっては抜群の相性でも、Bさんにとっては最悪の相性の人だった。こういうケースは恋人関係だけでなく、友達であれ仕事仲間であれ、よくあることだと感じます。

特に個性的な性格の人は、相性のいい悪いは個人差が大きいので、より多くの人と接して、個性を理解してもらう必要があります。人気がある人から結婚できているのは事実ですが、だからといって彼ら人気がある人が幸せな結婚生活を送れているとは限りません。どんなに裕福かつ幸福そうな結婚を果たしたカップルでも、その後泥沼のような離婚劇で最悪の別れを遂げることもあります。

婚活は決してパイの取り合いや競争だけではありません。自分にとって最適な相性の人とマッチングすることが、婚活最大の意義ということになります。要するに肝心なことは、運命の人は必ずいるとして、その人に出会えるかどうかだということです。

現在、自分の知られている範囲内の中に、運命の人がいる可能性は高くないでしょう。やはり、自分の行動範囲というのは狭いものなのです。運命の人はもしかすると、友達の友達、そのまたさらに友達かもしれません。運命を引き寄せるには、より多くの人に知られて、より多くの候補者がいる状態であれば、運命の人と出会う確率は上がっていきます。シンプルに考えると、3人の候補者がいる人と30人の候補者がいる人とでは、圧倒的に30人の候補者から選べる人の方が確率は上がりますが、多くの候補者がいない人といる人では、それくらい候補者に違いがあります。

婚活の基本は友達を増やすことから

婚活というと「結婚相手候補と知り合うための活動」ととらえられがちですが、これは少々違います。婚活はあくまで結婚するための活動。では結婚するためにはどうすればいいかというと、相手候補と知り合うこともそうですが、同性異性問わず友達を増やすことも重要となってきます。

同性の独身者同士はいわばライバルの関係なのかもしれませんが、各人にとっての運命の人が被ることはそうありません。婚活の現場は確かに戦場です。ただしそれは同性同士が戦い合うという意味ではありません。むしろ手を取り合って戦線を切り開き、それぞれの運命の人に出会うため共闘するという真意に気づくべきです。

同性の友達は、敵ではなく戦友です。多くの人は異性よりも同性の友達が多いはず。ですから、婚活の第一歩としてまず、同性の友達を増やすことから始めましょう。そして彼ら彼女らの友達を経由して、自分に合った異性を探し出す流れを作っていくのです。

合コンに積極参加しては異性に尻尾を振るだけ、という人もいます。こういうタイプは同性に白い目で見られるもの。同性に好まれず、あまり付き合いたいとは思われません。これだけで、自分の可能性を閉ざしてしまっています。同性の友達に「また一緒に合コン行きたいな」とか「幸せになるお手伝いをしてあげたいな」と思ってもらえず、活動の幅を自ら狭めることになってしまうからです。

婚活パーティなどの、本格的に結婚相手を探す会は別として、合コンや飲み会といったノリの軽い集まりであれば、未来の恋人よりもまず、仲良くなれそうな友達を探すことから始めるといいでしょう。

理想の結婚をするには、出会いの場を増やすべきです。しかし自分ひとりでは限界があります。友達との情報共有は欠かせません。新しい出会いの場に触れる度、意思疎通のしやすい友達を見つけ、交流していくことを心がけましょう。今すぐ運命の人を引き寄せる必要はないのです。出会いをつなげていく発想で、まずは身近なところからつながりをたくさん設けていきましょう。

まずは、目白より新宿みたいな人と友達になる

友達選びが人生を左右するのは間違いありません。こと婚活に関してはなおさら。友達のつながりがほとんどいない、閉鎖的なタイプの人と知り合っても未来は明るくなりません。開放的かつ積極的で、友達がたくさんいる人と友達になるべきです。接点をたくさん持っている人と知り合えれば、それだけで運命の人と出会えるチャンスは一気に増すのです。

私はこれを「山手線効果」と呼んでいます。たとえば友達のほとんどいない人は「目白」駅。

目白駅は山手線しか停まりません。目白駅に停車してしまったら、そこからさらに別の場所へ向けて乗り継ぎすることはできないのです。

対する友達の多い人は「新宿」駅。JR、京王、小田急、東京メトロ、などなど。新宿駅を経由してさまざまな電鉄に乗り継ぎ、連結した数多の駅を目指すことができます。

接点の多い駅ほど広がりがあるわけで、自分の探し求めている理想の「駅」も見つかる可能性が高くなるのです。友達を増やしていく上で、極めて合理的な発想で取捨するなら、目白ではなく新宿のような人を友達候補として狙っていきましょう。

いろいろな人つながったら、属性を絞る

新宿のような巨大ターミナル的つながりを持つ人と定期的に接点が持てていれば、自然と異性と知り合う機会も増えていくことでしょう。引き続き山手線の例えを用いれば、つながりの多い人といっても、新宿のようなタイプの人(都庁が好きな人が多い?)もいれば池袋のようなタイプの人(埼玉県内に友達が多い?)もいて、秋葉原のようなタイプの人(オタクの友達が多い?)、上野のようなタイプの人(パンダ好きの友達が多い?)もいます。つまり、つながっている人のタイプはまちまちなのです。より自分の理想の相手と巡り会えそうなタイプの人との付き合いを濃くしていく必要があります。

そしてさらに、新宿から八王子へ行き、さらにそこからローカル線で……といったような乗り継ぎも心得ておきましょう。つまり友達の友達へつながりを広げていきます。こうすることで、さらに自分の理想に近い層へとアプローチしていくことができます。

東京に土地勘のない人にはチンプンカンプンだったかもしれませんが、ニュアンスはなんとなく伝わったはずです。自分を中心とした人とのつながりを、点ではなく線、さらに線ではなく面で眺める発想です。たくさんの友達をまたいで、運命の人と出会う道筋を打ち立てていくよう実践していきましょう。

もちろん自分自身も、誰かと誰かの運命の出会いの橋渡しとなれるよう、つながりをたくさん持つようにするべきです。この支援が、いずれ巡り巡って自分のところへ幸運として戻ってくる可能性は十分あるのですから。TAKE&TAKEでなく、 GIVE&TAKE、GIVE&GIVEの精神が婚活も重要ということです。

主催者と親しくなろう

主催者と仲良くなろう

合コンや飲み会、ネット婚活などなど、一口に婚活といっても幾種もあります。婚活に紐づくことなら手当たり次第、運命的な出会いを求めどんな集まりにも参加する人がいますが、これは非効率。時間もお金も多くを無駄にすることになってしまうのは想像に容易いことでしょう。こういった手当たり次第なタイプの人は出会いの場を点でしかとらえていません。先ほどの山手線効果のような、交流の広がりといったものをイメージできていないのです。
最初は広くいろいろと体験してみるのはよいことですが、自分にとっての良し悪しが見えてきたら、良いものだけと深く付き合っていくことが有効です。

ここで注意したいのは主催者です。
合コンにしろ婚活パーティにしろ、必ず主催者や幹事がいます。企業であったり個人規模であったりと主催者の毛色はさまざまでしょうが、自分に合った異性が多い会の主催者とは良好な関係を築いていくようにしましょう。
主催者をお店とたとえるなら、まずはいろいろなお店を試してみます。そして「ここはいいな」と思えるお店に出会えたら、そこだけを集中してリピートするのです。

また、店員(主催者サイド)に顔を覚えてもらい、親しみを抱いてもらえるよう、こちらも精一杯の気遣いを持って接するべきです。親しみを持てるお客さんに対して誠意を尽くしたくなるのはどの業界でも同じです。

逆に愛想の悪いお客さんに対しては、なるべく距離を置きたくなるのが人の心情。私もこれまで幾度か婚活パーティの主催を担ったことがありますが、面子を見た途端、「今回はハズレだ」と言わんばかりに、そっぽを向いてスマホばかりをいじる参加者に出くわしたことがあります。

正直、こういう人は二度と会に呼びたくないです。他の参加者に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。主催者や周りを気遣えない人は、自ら出会いの機会を閉ざしてしまっています。 本来ならば、決して恋人探しに躍起になって、周りが見えないようではいけないのです。 その会に運命の人がたとえいなかったとしても、主催者の気を悪くするようなことなく、愛想よく振る舞い、次へつながるようにするべきです。

幹事の意図を汲む

そこで必要となってくるのが、親しくする主催者を見極める目。どういった基準で主催者を厳選していくかを考えていきましょう。ここからは主催者を幹事と呼ぶことにします。

幹事にも大きくふたつ、いい幹事と悪い幹事がいるものです。いい幹事とはつまり、有益な出会いの場を与えてくれる期待値の高い幹事。悪い幹事はその逆、クオリティの低い会しか催せない無能な幹事です。会のクオリティを予測する上でキーとなるのが幹事の職業。 とくにこういった会をよく開く職種は営業マン。より具体的には、不動産会社や保険会社などに勤めている営業マンが、企業の催す一企画としてではなく、個人で開催することがあります。

なぜ彼らがわざわざ人の出会いを斡旋するのかといえば、将来的に仕事の制約に結びつくメリットを感じているからです。 自分が開催した会でカップルが誕生し、見事に結婚までたどり着くことができたとしたら。住宅系の不動産会社なら新築の営業ができますし、保険会社なら生命保険等の営業ができるという狙いがあるわけです。
これは決して利己的ではなく、健全な営業スタイルです。しかも参加する側にとっても大きな利益があります。
彼ら営業マンが幹事を担う会の良いところは参加者のクオリティに期待が持てる点でしょう。

将来の契約に狙いを済ましている営業マンは、カップル成立を一組でも多く増やすことを狙いとしています。質の高い「カード」を惜しみなく投下してくるはずなのです。ですから、彼ら営業マンは、概ねいい幹事だといえるでしょう。良好な関係を築いていくことを推奨します。このように、幹事の狙いや意図がどこにあるかは事前に考え感知しておくべきでしょう。それが会のクオリティに直結しています。

お金儲けに走り過ぎている幹事はNG

いい幹事の次は悪い幹事についても述べておきましょう。 「クオリティの低い会しか催せない無能な幹事」という定義をしましたが、もっと有り体に言ってしまえば、お金儲けに走り過ぎている幹事です。 多くはボランティアでなくひとつの事業として幹事を担っているわけですから、出会いの場をセッティングする代わりにお金を儲けるのは正しいことです。

まずいのは、お金儲けに走るあまり、クオリティがともなっていないこと。筆者が体験した例でいえば、あまりの女性の集まりが悪かったため、埋め合わせとして明らかな既婚者を多数呼んでいたケースがありました。これは一種のサクラ行為であり、事業のくくりでいえば違法に近いものとなるでしょう。

 

集金することに躍起になり、適切な手段を講じずに開かれた会に、高いクオリティは期待できません。 こういったことを平気でするのが悪い幹事というのは、明らかでしょう。悪い幹事の見分け方ですが、セッティングされている会場のわりに高い会費を吹っかけてくる幹事は疑ってかかるべきでしょう。また、案内文の内容が書いていなかったり、盛りすぎていたりしていたら、参加者思いの足りない、お金儲けに偏り過ぎている幹事の可能性があります。

バカにできない婚活費用

結婚するためにはお金がかかります。結婚費用はもちろん、その前段階で婚活をしているのだとしたら、これにも費用を捻出しないといけません。婚活サイトや結婚相談所に登録するにもお金がかかるでしょうし、会に参加するにも会費や衣装代や交通費がかかります。

しかしこれらは、無事に結婚を成し遂げるためには必要な経費ともいえますよね。避けては通れないものです。さて、ここで注目しておきたいのは会費です。合コンや婚活パーティに参加するための費用。なぜその金額設定なのか、そして金額に見合った見返りが期待できるのか。これらを考えることは正しい婚活をする上で大切なことです。

会費は会のクオリティを判断する恰好の材料です。年齢層や年収幅、職業や趣味の傾向など、参加者の傾向を探る目安になります。 婚活費用を少しでも節約し、理想の相手に巡り会うためにも、よく吟味していくべきです。

男女差による特徴

婚活全体を見渡してみても、男女の会費が同額である会はほとんどないでしょう。多くは男性のほうが高く設定されています。これは男女の収入差を見れば合理的ですが、中にはかなり極端なものもあります。

ここでは分かりやすく、男女平均の会費が5000円の婚活パーティを想定しましょう。男性が8000円で女性が2000円の会があったとします。一方で、男性が6000円で女性が4000円の会もありました。

さて、このふたつのパターンの会それぞれに参加する男女にはどういう違いがあるか、想像できるでしょうか。どちらの会に行った方がいいと思いますか?

男性が8000円で女性が2000円の会は、男性の負担が大きい会。

したがって男性は比較的高収入の人が集まるでしょう。では女性はどうかというと、若い人が来る傾向にあります。基本的な心理として、安価な集まりほど飛びつきたくなるものです。この会の場合、女性の参加希望者はけっこうな数が集まってくるはず。

ここで会の幹事に目を向ければ、女性の参加者選びをしなければいけません。ここがとても重要なポイント。つまり幹事は、たくさんの参加希望の中から、「戦力」になりそうな女性を選出することになるのです。 状況にもよりますが、20代前半の若い女性がそろうことでしょう。男性側は高い参加費を払うのですから、相応のクオリティを求めるもの。そして多くの男性は、若い女性との出会いを望んでいます。その期待に適った会が開かれるということになりますね。

高収入の男性と若い女性。この系統の会は婚活市場での価値が高い人が集まるため、競争率が激しくなる傾向があります。とくに女性にとっては、競争が激しいでしょう。

男性が6000円で女性が4000円の会は、比較すると男性は中流以上の年収が集まる傾向。そして女性は20代から30代。全体的に層が広がるのです。男女のバランスという観点でいえばこちらのほうが優れていて、お互いのニーズを満たすカップルが成立しやすいのはこちらかもしれません。ただ、あえて悪い見方をするなら、男性から見れば「旬」を過ぎた女性が集まりやすいですし、女性から見れば年収や職業スペックに乏しい男性が集まりやすいでしょう。

会費によってこのような長短があることは必ず押さえておきましょう。そしてその上で、適切な戦略を練ることが肝心です。「出会いをつなげていく」意識であれば、参加しやすくなおかつ広い層と知り合える後者の会のほうが優れています。 表面上のスペックにとらわれず、交際期間で見極めるためにも、戦力の高い若い女性であってもあえて4000円支払うことを私は推奨します。

7.結婚の最大のメリットは
子どもを持てること
この記事を共有
  • シェアボタン(facebook)
  • シェアボタン(twitter)
幸せになれる結婚相手の選び方