私は、自分が結婚するにあたり、婚活について研究しました。
世の中で最も軽んじられているのは、「結婚相手の選び方」であるということがわかってきました。多くの男女は、なんとなく婚活して、なんとなく相手を選んで結婚しているのが実情です。おそらく、離婚をすることがなければ、結婚相手が最も長い時間を過ごす人になるでしょう。
現在社会を生きる我々人間の一生において、結婚相手が合う人であれば、幸せに、合わない人であれば、不幸せになる一番の要素といっても過言ではありません。
また、結婚相手と相性が合わず、離婚するならまだしも、離婚できずに夫婦の相性が悪い場合には、地獄が待っているかもしれません。絶対に幸せになれる結婚相手を選ぶことは不可能かもしれませんが、ホームページの内容を理解していただければ、より合う相手の選び方やそのような人と結婚する方法を身につけて、合う人と結婚できる確率が高くなることでしょう。
2018年には多くの人に知ってもらいたく、婚活のノウハウ本を出版しました。本はホームページよりも詳しく書かれていますので、ホームページを読んでご興味持っていただいた方は、ご購入いただくとより理解が深まるでしょう。
友達や知人からよく「異性との出会いがなくて」「そろそろ本気で結婚を考えてて」などといった相談をよく受けることもあり、以前はよく、私自身の男性や女性の友達や知人に声をかけて、男女出会いの場を作っていました。
口に出してはいいませんが、「この中の何組かがカップルになって、1組でも結婚に至れれば嬉しいなあ」と、セッティングした身としては、そういう願いがあります。しかし、何度もそういう会を開いても、私の期待は大きく外れ、数人は交際に発展することはあっても、なかなか結婚までにいたらない厳しい現実があります。(もちろん、中には紹介して結婚したケースはありますが)
「なぜ日本人は結婚しなくなったのか」を考えていきたいと思います。一つの原因だけではなく、様々な原因があります。
婚活は相手を知ることから始まります。仕事のことや趣味のことから始まり、住んでいる場所や休日の過ごし方、食べものの好みや好きな映画、性格や価値観に至るまで、相手のあらゆることを知らないと、結婚に踏み切ることはできません。結婚してから「あなたがそんな人とは知らなかった」と後悔しても遅いのです。結婚にクーリングオフのような制度はありません。
相手を知ることが大切なことは、結婚を望んでいる多くの人がわきまえていることでしょう。さて、ここであなたに尋ねておきたいのは、「知る機会をどれだけ設けているか」です。
ひとりの相手に対して、どれほどの知る時間を割けていますか?
私の経験上、最も自分の価値を見誤っていると感じるのがアラサーの婚活女性です。
この世代の女性たちは、「26から30くらいまでが、女性としてのピーク」だと認識している傾向にあります。世の中を知り、仕事では重要なポジションを任されるようになり、比例して収入も高水準をキープ、公私ともに充実してくるのがこの時期です。自分にお金をかけられるので、体のメンテナンスにも余念がなく、20代前半の女性に負けないプロポーションを維持できています。
しかし、敢えて厳しく書きますが、女性はきちんと自分の年齢から判断される価値を、男性目線で認識しておくべきです。
就活はマニュアル本を読み研究分析して臨むのに、婚活は自分の自然体や本能任せで、あまり考えないで行動することはもったいないことです。婚活に「なんとなく」参加して、「参加していればいつか結婚できるだろう」という気持ちでいることは、確かに安心感を与えてくれるでしょうが、理想の相手に出会える可能性は低く、無駄な時間を過ごしがちになります。
結婚するためには、きちんと作戦を立てて、効率よく活動しないといけないのです。インターン先が見つかった段階=交際相手が見つかった段階からが本領です。前段階の「候補探し」は比較的短時間で済ませるのが理想です。できるだけ2人の時間を設け、「この人と結婚して本当にいいのだろうか」と吟味する時間に重みを置くべきです。
戦略的に効率よく、運命の人と結婚する正しい婚活方法を説明します。マーケィングやセールスなどで使われる内容を、婚活に最適化した実践的な方法になります。「戦略的な婚活マーケティング」ともいえます。
まずは、異性の相手との関係性において、段階が5つ設定されています。上から「知られること」「候補探し」「デート」「交際」「結婚」です。結婚する相手候補の数は「異性から知られること」の段階が最も多く、下へ行くほど順に候補が絞られていき、絶対数は少なくなっていきます。「結婚」は、要するに結婚に至る相手のことですから、ここに該当する数は1人ということです。
結婚最大のメリットは何かといえば、子どもが持てることに他なりません。今の日本では、「子どもを作っていい」という社会的な認可を得られるのは結婚だけです。婚外子といった例外もありますが、世間のイメージからすると特殊なケースであり、まだ現代の日本では結婚と子づくりの結びつきが強い傾向にあります。
逆の話をすれば、子どもが持てること以外に結婚がもたらしてくれるメリットというのは、色々な意見があるかもしれませんが、じつはあまり見当たりません。「子どもがいなくても、経済的にも精神的にも楽」といった理由が挙げられることもありますが、それらの多くは結婚していない同棲生活でも得られるメリットです。